こんなことがありました!

南会津郡学校給食講習会

 8月24日(水)に、下郷町ふれあいセンターにおいて、南会津郡学校給食講習会が行われました。この講習会は、栄養技師の先生と調理員の方々が、調理技術の向上と、安全でおいしい学校給食を提供するための衛生管理について職務能力の向上に資するために、毎年、この時期に行われています。本校からも栄養技師の先生と舘岩学校給食センターの3名の調理員が参加しました。
 午前中は、学校給食会の物資を活用したメニューを実際に調理しました。二班に分かれ、
 A班は、ほたてごはん、肉入りワンタンスープ、ベイクドポテト、ピザ風オムレツ
 B班は、わらびごはん、こづゆ、なすの中華炒め、豆腐のピザソース焼き
を調理しました。手際がとてもよく、あっという間に各班とも4品の料理を仕上げました。どの料理もたいへんおいしく、2学期以降の給食のメニューの参考になったことと思います。
 午後からは、学校給食の衛生管理について、福島県教育庁健康教育課の佐藤三佳先生と、南会津保健福祉事務所の川村美彦先生に来ていただき、講演会が開かれました。調理員の方々が常日頃、食の安全・安心のため、調理室に食中毒の原因となる有害微生物を持ち込まないように、作業工程表や、作業動線図を作成する際の注意点や、ノロウイルスやヒスタミン食中毒の特徴など学びました。
 なかなか給食を調理している所は衛生上、見ることができませんが、調理員の方々が常日頃から次のようなことに毎日注意して作業していることに頭が下がる思いです。
(一例として)
 調理室で給食を調理する前に、
  品物を受け取る検収室では、鮮度、異物混入の有無について60cm以上の置台で行うこと。
  下処理室では、汚染度の低い野菜から洗浄するように作業工程を工夫し、割卵・洗米をする場合はここで行うことや、調理室へ洗浄した野菜を持ち込む時は、調理室用の専用容器に移し替えること。
  また、卵の処理(割卵)する際には、品温をチェックすること、専用エプロンの着用と使い捨て手袋を装着することなど
  毎日の給食が、おいしく安全に食べられるのは、調理員さんが私たちの目に見えない所で、一つ一つの作業を丁寧に、そして苦労されて作業されています。
   また、栄養技師の先生方は、安全な給食を提供するために、施設、設備、食品の衛生、調理員さんの衛生管理に日々取り組んでいます。
 給食を食べる際には、ぜひ栄養技師の先生、調理員さんのことを思い浮かべながら、感謝の気持ちをもっていただきたいものです。