舘岩小ブログ「こんなことがありました!」

9/11 舘岩赤十字奉仕団の方々と炊き出し訓練

 舘岩赤十字奉仕団のご協力とご指導のもと、炊き出し訓練を実施しました。
「ハイゼックス炊飯袋」を使用した炊き出し訓練を通じて、防災・減災の意識を高め、自然災害等でライフラインが断たれたときのために、実践的な訓練として、炊き出し訓練を毎年この時期に実施しています。
「ハイゼックス炊飯袋」を使用した炊き出しは、水とお米が炊飯袋の中で密閉されるため、煮沸した後人の手に触れることなく配ることができ、非常に衛生的であることと、使用する飲料水も炊飯袋に入れる分だけで済み、煮沸するために使用する水は飲用に適さなくても大丈夫で、災害時に貴重な水を節約することができることなどを、教えていただき実際に体験しました。
  

 その手順としては、ハイゼックス炊飯袋に紙コップを刺しでお米を入れやすいようにします。
そこに、分量を量ってお米を入れます。そして塩をいれます。そして、線が引いてある所よりも多めに水をいれます。
それから、基準となる線を手で押さえ空気が入らないように余分な水を抜きます。そして密閉した状態を保ち、上部を輪ゴムなどできつく縛るという手順です。
 上級生は慣れた手つきで作業を進め、下級生の面倒を積極的に見ていました。また、奉仕団の方々も丁寧に一つ一つの工程を教えてくださり、子どもたちの様子を見守ってくださりました。
  

  

  

  

 子どもたちが、最も苦労していた工程は、空気を入れないように余分な水を抜く所でした。
そうしてできあがった袋を、一つ一つチェックしていただき、釜で30分煮沸する工程になります。
  

  

 そして、最後は舘岩赤十字奉仕団の方々に炊き上がるまで見取って仕上げていただき、給食の時間に子どもたちは自分でつくった「ハイゼックス炊飯袋」で炊いたご飯を食べました。今日はこのために給食をなしにして、家庭からおかずだけのお弁当を持参していました。苦労した「空気を入れないように余分な水を抜く所」による微妙な水の量で、炊き上がるご飯のかたさが変わり、「おかゆだー」「ちょうど良くておいしいい」「かたすぎだー」と思い思いの感想を話しながら、昼食を食べていました。