舘岩小ブログ「こんなことがありました!」

10/11 動物との共生「読み聞かせより」

 2週続けての「おとぎのへや」の方々による読み聞かせがありました。
 1・2年生では、「そらをとびたかったペンギン だれもが安心して存在できる社会へ」を読んでいただきました。
自分がまわりと同じペースで、同じことをできないことに、もがき苦しんでいた主人公のペンギンのモモが、自分の特徴にあった過ごし方のできる場所を見つけたとき、目の前が開けたように、生き生きと自分を表現することができた内容のお話です。性別、年齢、性格、さまざまな個性を持つ誰もが、主人公モモのように「自由に動ける」、自身が輝ける安心できる居場所を求めているんだなと、私自身が深く考えさせられた絵本でした。子どもたちはどのように感じたのでしょうか?
 3・4年生は、「はちかづきひめ」を読んでいただきました。
このお話は、鎌倉時代末期から江戸時代にかけて作られた『御伽草子』の中の作品の一つです。まんが日本むかしばなしで見たのを思い出しました。このお話もメッセージ性のある内容です。日本版シンデレラのお話から、子どもたちは何を感じたのでしょうか?
 5・6年生は「ひとがつくったどうぶつの道」を読んでいただきました。
山に道路ができ、車がふえると、野生の動物たちはあぶなくて、道の反対側にわたることもできません。そのせいで食べるものにこまったり、車にひかれてしまうこともありました。そこで、「動物たちの道を作ろう」と考える人があらわれました。ウサギやイタチのためのトンネルがたの道。シカやキツネのための橋がたの道。ダムにせきとめられた魚たちのための道もあります。さて、空を飛ぶモモンガの道は、どんな道でしょうか?(絵本の内容紹介より抜粋)
私たちの舘岩の地域も山間に道路が走っています。絵本の世界観と同じように、野生動物の中に、人が道路をつくり生活してます。動物との共生は舘岩地区には大切なことです。
 本日の読み聞かせの絵本も、すべてメッセージ性の高い内容で、こどもたちの心を大きく揺さぶるものとなりました。毎回こどもたちのためにと、絵本を選んでいただいている「おとぎのへや」の方々に感謝申し上げます。