１年生が何やら絵の具を混ぜてカラフルな色水を作っています。

　（３枚目の写真ですが)「これとこれはどちらも赤と黒を混ぜたようですけど、どうして違うのかな」と担任の先生が子どもたちに聞いています。子どもたちからは色を混ぜる割合が違うことを自分の言葉で答えています。

　図画工作科に限らず、他教科においても先生からの問い返しをしています。

　この場合、先生が

　　「これは赤と黒の混ぜる絵の具の量が違うんだよ」

と教えることが一番簡単なんですが、子どもにとって「教えられた知識」ほど定着しないものはありません。例えば、体験や活動を伴ったもの、先生や児童同士の対話などがないと子どもたちの頭には残りにくいです。ですから、授業の中では単に教科書をなぞっていく授業ではなく、自分の学びたいやり方（方法）を選択し、体験や活動を伴わせた授業を展開しています。

　保護者の皆さんも、ちょっと苦労したことって記憶に残っていませんか？