荒海中情報

防災教育に力を入れています①

 本年度、荒海中学校と荒海小学校は、福島県教育員会より「地域と共に創る放射線・防災教育推進事業」の指定を受け、小中連携の中で、地域の素材を活用した「防災教育」のあり方について取り組んでいます。
 まだ事業推進の途中ではありますが、ここまでの取組について、地域の素材を積極的に活用した事例を報告します。

6月21日(金)「地域の災害史を学ぶ」
 奥会津博物館の奥会津文化財等研究員 渡部康人 先生をお招きし、南会津地域の災害の歴史について、お話しを頂きました。
 中学生全員(52名)と小学5年生(22名)が学びました。渡部先生からは、歴史古文書を読み解くことにより分かる、荒海地区のみならず南会津全域の災害の歴史や、渡部先生自らが聞き取りをしてきた、只見町や下郷町の被災者の体験談の紹介など、盛りだくさんの素晴らしいお話しを頂きました。
 お話しの最後に、渡部先生から「みなさんは、災害から命を守り、災害が起きたとき、地域にどう関わったらよいのか考えてみましょう。」との問いかけがあり、今年一年間の防災教育を学ぶ視点を頂きました。