南会津町立舘岩中学校
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こんなことがありました!
森林環境学習
2025年6月30日 10時08分南会津町は、神奈川県ほどの大きさがありますが、その面積の約93%は森林になっています。
森林を活用したり守ったりすることは、地域にとって大変重要なことです。
今回は、南会津森林組合舘岩支所から講師をお招きし、1・2年生において実際に中山峠で伐採の体験を行いました。
まず、荷物を置いて準備をして、講師の先生からのこぎりの使い方、山での注意などを聞きました。この場所の奥は、かつて八総鉱山として栄えたところです。最盛期には、家族を含め2000人を超える人たちが暮らしていました。
念のため、熊避けの爆竹を鳴らしてから山へ入ります。
現場に到着して、切る木を決めて切り込みを入れていきます。林業ではチェーンソーを使いますが、今回はのこぎりを使う場合の伐採の仕方を学びます。
協力して切り込みを入れることができました。
反対側から切ってきます。
生木のため水分があり、のこぎりが思うように動かせず苦戦しました。
見事に伐採できました!一本目は、想定した場所に来倒すことができました。
切り口や、木の皮、年輪などについて説明を聞きました。
杉の木の根元が曲がっています。これは雪の重みのためです。このため、木材としての用途が限られてしまうのが、雪深い地域の特徴です。
大きな木の根元をかりて、ひと休み。
二本目は、思ったところに切り倒せず、講師の方がチェーソーで切り分けて倒しました。うまく倒せないと木材としての活用も変わってしまいます。
切り出した木から、薄く切ってコースターを作ります。薄く切るのは難しく、分厚くなってしまう生徒が多かったです。山の中では、しっかり押さえるのが大変です。
最後にとげが刺さらないように加工して仕上げました。切ったばかりの材は、水分がとても多く、樹皮が面白いように剥がれたり、材から水がしたたったりと、生徒たちは驚いていました。帰校後、生徒たちは、伐採体験から、歴史や文化などたくさんのことを学び、とても満足そうでした。講師の先生には、準備から安全面の考慮、伐採に関連する舘岩の話などを教えていただき、大変ありがとうございました。