南会津町立舘岩中学校
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こんなことがありました!
イエスセット
2025年7月9日 11時18分8日の防犯教室には、地域の警察官1名と地域の防犯協会の方4名にご来校いただきました。今回の内容は、警察や防犯協会の方にご提案いただき、不審者は怪しいという視点を大きく変えた、とても現実的な趣向を凝らしたものでした。
校長室にて。生徒のことについて話があるという来客者に、校長先生が対応します。来客者は、はじめは穏やかに話しますが、次第に実現できそうにない難題をつきつけ、話がヒートアップしていきます。そして、ズボンの右ポケットには刃物を隠し持ってちらつかせる、という想定です。(生徒は、そのやりとりを後ろで参観しています。)
刃物を出そうとしたところでストップ。校長先生はとっさのことで逃げることができませんでした。
「もしかしたら、今、刺されていますよ。」
明らかに不審者でない場合についても、来客者とどのように距離をとるのか、どんな心構えで話す必要があるのか、大変勉強になりました。役割演技の後、「今の距離では刺されてしまう可能性が高いです。校長先生が刺されて倒れたら、指揮する人がいなくなってしまいます。先生方自身も子どもを守り逃がすために、身を守ることが大切です。」と、ご指導いただきました。後ろで参観していた生徒は、演技とは言え、机をたたいたり怒鳴ったりする来客者役の姿に、「そんなこともあるんだ。」「なんかこわかった。」と、危険を肌で感じていました。
その後、教室に戻り、子どもに近づいてくる人は何と言って近づいてくるのか、SNS上ではどのように接触してくるのか、実例を挙げてお話しいただきました。
例えば、知らない人から、「中学生だよね?」「はい」「今日は暑いね。」「はい。」と、「はい。」を繰り返す質問をすることで、相手の同意を得やすくなってしまうという、心理手法(イエスセット話法)で近づいてくる人もいるそうです。今回の防犯教室で生徒たちは、いろいろな悪い誘いを知り、避ける(逃げる)ことを学ぶことができました。保護者の皆様、この機会にぜひご家庭でお子様と防犯について話してみてはいかがでしょうか。
警察をはじめ防犯協会の皆様、学校のため生徒のためにいろいろ考えてくださり、本当にありがとうございました。