今日の舘岩は、少し気温が高いですが、秋を感じさせる爽やかな風が吹いています。

音楽室をのぞくと、３年生が郷土の音楽や芸能の学習をしていました。踊りや歌舞伎の成り立ちから、日本伝統の「能」について学んでいました。また、檜枝岐歌舞伎との違いや、動画を交えて実際の動き台詞にどんなものがあるかなど、先生から説明を聞き、一人一人プリントにまとめました。

美術室では、２年生が新しい題材にチャレンジしていました。「動き出しそうな動物たち」という題材です。

実際に、インターネットで骨格を検索して、「心棒」を形づくっていきます。生徒が作った心棒をいくつか紹介します。さて、どんなの動物になるのでしょうか。想像を膨らませてみてください。

ヒント：海の生きもの。

ヒント：海にも陸にもいます。

ヒント：日本では山や森に多くいる生き物です。

ヒント：ねこの仲間です。

制作の様子は、引き続きホームページで紹介していきます。

９月１７日（水）、南会津町の保健師さんを招いて、性教育講座を行いました。始めに、保健師さんから、「私（保健師）が大切にしていることはなんでしょう？」とお話がありました。

「私は、体に触れるとき、相手に確認してから触るようにしています。相手の同意をとり、相手を不安にさせないためです。」その後、実際に、どれくらいの距離が自分が怖いと感じない距離なのか、実演しました。

・境界線（バウンダリー）は安心を守るバリアになる。

・相手に対して、嫌と感じたことを「いや（No）」と言っても良い。

・安全な人は、自分の境界線に侵入してこない。

・心を傷つけることも、境界線侵入になる。

・Noを受け入れないのは暴力。

・暴力を受けて良い人、暴力をして良い人はいない。

・人の力を借りて良い（相談）。弱音を吐くことも大事。

・相手に確認する前に、体を触らない。

・相手があいまいな答えのときは「イヤだ」のサイン。

・イヤと言われたらやめる。

・困った時は、NO→GO→TELL

など、様々なお話がありました。生徒たちは、その都度周りの友達と話し合いながら、自分の考えを深めていました。性教育というと、男女の体のつくりなどが中心というイメージがありますが、今回は、性教育の根底となる「心（気持ち）の距離」のお話でした。人が関係を築く上で、とても大切なお話を聞くことができました。講師の先生、貴重なお話、ありがとうございました。

９月１４日（日）、楢葉町にて「キャッチボールクラシック」福島県大会が行われました。この競技は、野球のキャッチボールに特別なルールを設けた競技で、５名と４名に分かれ、７ｍ離れた距離で２分間のキャッチボールの回数を競うものです。

本校からも１名の選手が合同チームで出場し、最終結果６位入賞で、全国大会出場となりました！

選手の感想「最初は県大会ということで、緊張しました。予選、準決勝と勝ち上がるごとに冷静にプレーすることができました。全国大会では、まず予選を勝ち抜きたいです。」

全国大会は、１２月６日（土）、福島市で行われる予定です。応援、よろしくお願いします。

９月１０、１１日の２日間、職場体験学習を行いました。生徒たちは、明るく元気に一生懸命取り組むこと等を目標に、それぞれの職場で実習を行いました。

「並べてある商品のパッケージを見やすくしたり取りやすく直したりすることを『ぜんしん』ということ、いつも通り過ぎているところにたくさん工夫していることを知りました。」

「お客様の顔も心もきれいにすることが大切ということを学びました。だから、お店に来るお客様はみんなきれいですてきなんだと思いました。」

「アナウンスをやらせてもらいました。そのほかに仕事の種類や特徴、大変さがわかりました。」

「胸骨圧迫や人工呼吸を通して、人をどう救うのか、ということを考えた。緊急時の動き方を学ぶことができて良かった。」「車両点検の様子を見れたのは良い体験でした。」

「人と上手にコミュニケーションを取るためには、どんな人にでも優しく接して対応することがわかりました。」

ビニルハウスの中は暑くて大変でした。１つ１つのトマトを丁寧に並べて出荷の準備を行いました。

ヨークベニマル田島店様、コスメティックサロンいのまた様、会津鉄道（会津田島駅）様、南会津地方広域市町村圏組合消防署様、セブンイレブン会津田島新町店様、びわのかげ保育園様、アグリファーム拓様、生徒たちのために、お忙しいところご協力誠にありがとうございました。

今日の授業を、一部紹介します。

３年生保健体育。感染症に関することについて学習しています。最近、コロナウィルスやインフルエンザウィルスがニュースになっているので、タイムリーな話題です。

３年生数学。計算機を使ってグラフを作っていきます。プロットをつなぐと関数のグラフになるかな？

２年道徳（教頭先生による互見授業）。Googleクラスルームで生徒の意見集約・提示したり、GoogleのAIアシスタント「Gemini（ジェミニ）」を使って、AIの回答と比べてみたり。生徒はAIの回答に興味津々。AIも参考にしながら自分の意見をまとめました。

９月１１日、福島県自然保護課より、ツキノワグマ出没警報が発令されました。地域の皆様、ご注意ください。

　○発令期間：９月１１日～１２月１５日
　○対象エリア：会津、中通り地域

福島県ホームページ（リンク）

出没警報チラシ（福島県）

３年生の理科では、遺伝に関する授業を行っています。理科の授業は、１０月に県内からたくさんの先生方をお招きして、福島県の研究授業を行う予定です。

トランプを使い、メンデルの遺伝の実験をしていきます。回数を増やせば増やすほど、メンデルの遺伝の実験の結果に近づいていくはずです。生徒たちは、話し合いトランプを使いながら、楽しく遺伝について学習しました。

ある和菓子店に、兄と弟がいます。兄は伝統を重んじ、和菓子を作り続けようとします。弟は、新しい洋菓子を商品にしたいと考えています。２人の兄弟は、お互いの意見を相容れず、対立しています。

今日の道徳の授業では、兄弟の話を聞いて、自分はどちらの考えに近いか、というところからスタートしました。下の写真は、自分の考えがどちらの考えに近いのか、考えを黒板に可視化した様子です。

自分のネームを貼った後、なぜそう考えたのかについて、それぞれ発表しました。

担任の先生から、質問が投げかけられます。

みんなで輪になって、それぞれ意見を述べながら考えます。

話し合った結果、考えに変化が出てきました。一見、対立している意見のようでも、よく話を聞いていくと考えに共通点が見えてきます。この兄弟の場合は、２人とも店を守り続けていきたいという想いでした。自分たちの考えの変化（可視化）を見て、ある生徒は「なんか三角形になってる～。」と一言。

「人と力を合わせていくために大切なことは？」

道徳の授業では、あえて一つの答えを出しません。それは、人の考え方は多様だからです。授業の終わりには、生徒それぞれ、自分なりの新たな気づきや解釈が生まれていました。

南会津地方広域消防本部に依頼し、「起震車」による地震体験を行いました。起震車は、福島県に１台のみだそうで、この日のためになんとか借りていただきました。

舘岩地域は地盤がかたく揺れにくい上、生徒全員、東日本大震災のころは０歳か生まれていない年代です。震度７を経験し対処方法を学ぶことは、現在だけでなく、将来大人になって舘岩を離れて未知の災害に対応する上でとても大切なことです。

消防本部の方から地震の対応について話を聞きます。「今日の体験から、どんな危険が起こるのか、自分の家や部屋を確認して予想してください。」

震度７。机は固定されているので、必死に机にしがみつきます。すごい揺れで、体が吹き飛ばされそうです。実際の地震では、テレビが部屋の反対側まで吹き飛んだという記録もあります。もしつかまるものがなかったら・・・

次は、緊急地震速報が鳴った後、地震が来る想定です。頭を守りますが、それでも揺れに吹き飛ばされないようにするのが精一杯です。

生徒の感想「今日は初めて震度７を体験してみて、自分でたえようとしてもたえられない揺れでした。」「急にこの揺れが来たら、びっくりしてすぐに対応できないと思う。」「生きた心地がしなかったです。」「思っていたより揺れが強くて、机が固定されていなかったら頭を打っていると思いました。」「震度６と７では、けっこう違う感じがしました。」「何も知らない状態で地震がきたら、冷静な判断も何もできないと思いました。」「地震が起きたときに備え、家具を固定するなど対策をしっかりしていきたいです。」

学校でも、危険箇所や固定具を再点検していきます。消防本部の皆様、ご協力ありがとうございました。