研究実践

2019年12月の記事一覧

鉛筆 第6学年授業研究&事後研究会

単元名 町の未来をえがこう「町の幸福論 - コミュニティデザインを考える」

【授業より】

 本単元では、

①意図に応じて、資料を効果的に活用して発表する。

②複数の資料から読み取ったことをもとに、プレゼンテーションを行う。

この2つの力をつけるため本時では、本論1に書かれている内容を読み取りながら、資料の効果について考えることを学習のめあてにして取り組みました。グループ学習では、付箋を活用しながら、グループで集約した内容を視覚的に捉えたり、自分では気付かなかった考えを聞いたりしながら学習に取り組みました。相手や目的に応じて、写真やグラフ、表を使うことで、具体的に説明できたり、文章だけでは説明できない情報を数値で示すことができたりするという資料の効果に気付くことができました。

 

【事後研より】

○単元を通しての学習内容が明確であり、単元、本時の学習のゴールを意識しながら学習に取り組むことができていた。

○教師による机間指導の励まし、助言、気付き、揺さぶりが、手立てとして有効だった。

○キーワード使ったまとめ方など、至るところに高学年らしさが見られる学習活動だった。

●本論1の内容のつながりから資料の効果について考えさせ方に迫りたい。

●最後に提示したワークシート問題の提示の成果と課題について考え、次に活かしたい。

鉛筆 第4学年授業研究&事後研究会

単元名 くらしの中にある和と洋を調べよう 「くらしの中の和と洋」

【授業より】

 この単元でつけたい力は、「くらしの中の和と洋」に書かれていることを、何をどのように比べているかを読み取り、調べたことを目的に応じて引用したり要約したりすることができることです。本時の学習のねらいは、和室と洋室のすごし方の良さについて、文章を引用することで分かりやすくなることを理解することです。モデル文を読みながら、文章構成の特徴を捉え、引用や要約とは何か、そして引用や要約の良さとは何かについて考えながら、本時のめあての達成に向けて学習に取り組みました。また、分からない言葉が出てきたら国語辞典で調べるなど、意欲的に学習する4年生の姿も見られました。

 

【事後研より】

○実態に応じた学習指導計画が効果的だった。

○教材、教具の準備、提示のタイミングが良く、児童の学習活動がスムーズに行われていた。

○モデル文を色分けして、文章構成を視覚的に捉えさせることができた。

●「児童のつぶやき」や「教師のゆさぶり」についての教師のコーディネートを吟味する。

●「読みの時間」を確保し、確実な読みにつなげる手立てを考える。→読解力の育成

●指導内容、発問、指示の精選をする。