令和6年度 田島第二小学校 校内研究
【研究主題】
研究のあゆみ
第3回授業研究(2年)
単元名:自分とくらべて,かんそうを書こう「わたしはおねえさん」
研究の視点と手立て:
視点1 単元で設定したゴールに向かわせるための工夫
視点2 考えの共通点や相違点に気付かせる学習形態の工夫
視点3 考えを深めるための発問の工夫
授業後の考察(事後研究会より)
○ 単元を通した児童の学習計画と教師の指導計画が児童の意欲的な学習態度に繋がった。(学びのプラン)
○ 観点を示した明確な児童同士の対話や教師と児童の対話が児童の主体的かつ深い学びへと繋がった。(学びのスタイル)
○ 発問を通して,叙述に即した読みの深まりが見られた。(学びのコーディネート)
○ 5W1Hの問い返し(学びのコーディネート)
● 問い返し発問をしつつ,発問の精選を吟味する。(学びのコーディネート)
● ペア学習の必要性の検討(学びスタイル)
● まとめに繋がる発問と板書構成を意識した授業づくり(学びのコーディネート)
互見授業②(1年 国語)
先週の5年生に引き続き1年生の互見授業が行われました。1年生の児童にとって校内の教職員が参観する機会は初めてでしたが、終始落ち着いて真剣に学習に取り組む姿が見られました。
①「課題意識のもたせ方の工夫」
②「よりよい対話のあり方の工夫」
③「意欲的に取り組むためのICTの活動」
上記の研究の手立てについてはもちろんですが、授業者のわかりやすい指示や発問、教師のコーディネートなど日々の授業に役立つことがたくさん詰まった授業でした。互見授業の参観やその後の教師間の対話を通して教師の授業力をさらに高めていきたいと思います。
互見授業①(5年 国語)
お互いの授業を参観しながら、技術向上に努めるという目的で「互見授業」を行いました。今回は、5年生の国語の授業です。光るものが随所にあり、日々の授業に役立てることができそうです。
①ICT・板書の活用 ②穴埋めワークシートの有効性 ③指導内容の軽重とタイムマネージメント 等
今後、教科の枠を広めながら、さらに、日常的な普段授業の互見授業を実施する予定です。
第2回授業研究 (4年生)
単元名:気持ちの変化を読み,考えたことを話し合おう「ごんぎつね」
研究の視点と手立て:
視点1 人物の気持ち等を日記に書くという言語活動につなげる場面ごとの読みの学習と展開の工夫
視点2 考えの根拠を確かなものにするための一人学習・協同学習の工夫
視点3 深い学びにつながるワークシートの工夫
授業後の考察(事後研究会より)
〇 教師による丁寧な教材研究が児童の意欲的な学習態度に繋がった。(学びのプラン)
〇 児童の実態に即した単元計画の吟味が児童の主体的な学習へと繋がった。(学びのプラン)
〇 日常の学習訓練を定着や学習形態の工夫が児童の安心した学びへと繋がった。(学びのスタイル)
〇 机間指導における確かな見取り(学びのコーディネート)
● ねらいを明確にした指名計画(学びのコーディネート)
● 情景描写に着目した登場人物の気持ちの読み取り(学びのプラン・学びコーディネート)
● 「言葉による見方・考え方」を意識した授業構想案(学びのプラン)
第1回授業研究 (6年生)
単元名:作品の世界をとらえ、自分の考えを書こう 「やまなし」「イーハトーブの夢」
研究の視点と手立て:
視点1「リーフレットを書くという言語活動につなげる学習展開の工夫」
視点2「主体的・対話的に深く学ぶためのスタイル」
視点3「読みを深める学習課題や発問の工夫」
授業後の考察(事後研究会より)
〇教材研究を丁寧に行ったことで、本時までの1時間1時間が、子ども達の確かな読解力につながった。
〇五月と十二月を対比する上で大切な語句に着目させながら読み進めてきたことで、それぞれのイメージを持つことができた。
〇子ども達が、根拠となる文章をさがし自分の言葉で、説明することができていた。
〇単元を通してまとめてきたリーフレットにより、作品や作者、作者の思いに深く関わることができた。
〇個人、ペア、グループ、全体のどの形態でも、一人一人が目的意識をもって意欲的に活動できた。
●「めあて」「活動」「まとめ」の整合性。
●子どもが主体的に取り組めるようにするためのコーディネートの工夫。(指導15分・学び30分)
●スムーズかつ混乱を招かない活動につなげるための発問、指示の吟味、時間配分等。
第6学年授業研究&事後研究会
単元名 町の未来をえがこう「町の幸福論 - コミュニティデザインを考える」
【授業より】
本単元では、
①意図に応じて、資料を効果的に活用して発表する。
②複数の資料から読み取ったことをもとに、プレゼンテーションを行う。
この2つの力をつけるため本時では、本論1に書かれている内容を読み取りながら、資料の効果について考えることを学習のめあてにして取り組みました。グループ学習では、付箋を活用しながら、グループで集約した内容を視覚的に捉えたり、自分では気付かなかった考えを聞いたりしながら学習に取り組みました。相手や目的に応じて、写真やグラフ、表を使うことで、具体的に説明できたり、文章だけでは説明できない情報を数値で示すことができたりするという資料の効果に気付くことができました。
【事後研より】
○単元を通しての学習内容が明確であり、単元、本時の学習のゴールを意識しながら学習に取り組むことができていた。
○教師による机間指導の励まし、助言、気付き、揺さぶりが、手立てとして有効だった。
○キーワード使ったまとめ方など、至るところに高学年らしさが見られる学習活動だった。
●本論1の内容のつながりから資料の効果について考えさせ方に迫りたい。
●最後に提示したワークシート問題の提示の成果と課題について考え、次に活かしたい。
第4学年授業研究&事後研究会
単元名 くらしの中にある和と洋を調べよう 「くらしの中の和と洋」
【授業より】
この単元でつけたい力は、「くらしの中の和と洋」に書かれていることを、何をどのように比べているかを読み取り、調べたことを目的に応じて引用したり要約したりすることができることです。本時の学習のねらいは、和室と洋室のすごし方の良さについて、文章を引用することで分かりやすくなることを理解することです。モデル文を読みながら、文章構成の特徴を捉え、引用や要約とは何か、そして引用や要約の良さとは何かについて考えながら、本時のめあての達成に向けて学習に取り組みました。また、分からない言葉が出てきたら国語辞典で調べるなど、意欲的に学習する4年生の姿も見られました。
【事後研より】
○実態に応じた学習指導計画が効果的だった。
○教材、教具の準備、提示のタイミングが良く、児童の学習活動がスムーズに行われていた。
○モデル文を色分けして、文章構成を視覚的に捉えさせることができた。
●「児童のつぶやき」や「教師のゆさぶり」についての教師のコーディネートを吟味する。
●「読みの時間」を確保し、確実な読みにつなげる手立てを考える。→読解力の育成
●指導内容、発問、指示の精選をする。
第3学年授業研究
単元名 書き手のくふうを考えよう 「ほけんだより」を読みくらべよう
【授業より】
2つの「ほけんだより」を読み比べ、事柄の取り上げ方や説明の仕方の工夫を読み取る学習に取り組みました。2つの「ほけんだより」を繰り返し読みながら、本時のめあての達成に向けて一生懸命考え、友だちと話し合いながら学習する様子が見られました。特に、ペアでの学び合いでは積極的な意見交流が行われ対話的に学習しながら考えを深めれていました。
事後研からは「児童の思考」「教師のコーディネート」について主に議論され、児童が主体的に学ぶための「学びのプラン」、深い学びのための「学びのコーディネート」について、日常の学習から考えていかなければならないことを教職員で共有しました。
【事後研より】
○机間指導を活かした「意図的指名」が効果的だった。
○ペアや全体での話し合いでは、ワークシートをもとにし、視点が明らかになった対話が見られた。
○実態に合った、意図的な導入が効果的だった。(既習の振り返り、本時の課題)
○実態に合った穴埋め式のワークシートが効果的だった。
●対話をさせる際のスタイルを工夫する。(話し合いの仕方、向き合い方、並び方…)
●児童の思考を深めたり揺さぶったりするための教師のコーディネート(5W1H)
●子ども達の思考に沿った単元計画を吟味する。
●子ども達の思考に沿ったキーワードとなる言葉を工夫する。
伝達講習会
夏休みに参加した各種研修会の伝達講習会を実施しました。
生徒指導、道徳科、そして外国語の最新事情について、具体的な内容を聞かせていただきました。
どの内容も、明日の指導に、今後の評価等に役立てたいと思います。
お忙しい中、準備くださった先生方に拍手を送りました。
第1学年授業研究&事後研究会
単元名 おはなしをよもう「サラダでげんき」
【授業より】
落ち着きの中に1年生らしいかわいらしさが随所に感じられる授業だった。学習訓練が定着しているため、教師の指示を聞いてスムーズに進めることができた。単元を通した一貫した指導が本時の学習を活発なものにしていた。読む・書く・話し合うそれぞれの活動の目的が果たせるようにするためには、継続した地道な指導が必要であり、高学年までつながる系統性を大切にしなければいけないことを感じた。
【事後研より】
〇 りっちゃんに宛てた手紙を書くと言う目的意識をもって読み進めたことで,動物たちがどんなことを教えたのか,なぜそれを 教えたのか読み取り,自分ならどんなことを教えるか,想像を膨らませながら読むことができた。
〇 「入れるもの」「食べたらどうなるか」について,単元を通して同じパターンで進めたことで,サイドラインを引き, ノートにまとめる学習がスムーズかつ確実に行われた。
〇 少人数の良さを生かし,場面ごとの読みを丁寧に行えたことで,子どもたちのつぶやきを取り上げたり,表現の工夫に着目させたりすることができた。
● 終盤の指導内容を検討することで、45分間の指導内容をより充実させることができた。
● ペアだけでなく、全体での自由な交流ができるよう、日常的な指導が必要だと感じた。子どもたちの自由な発想の広がりにもつながったのではないか。
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