南会津町立舘岩小学校
今年度も、子どもたちの姿を中心に、学校の近況を配信いたします。
南会津町立舘岩小学校長 伊藤 武徳
南会津町立舘岩小学校
いよいよ陸上大会が直前に迫ってきました。本校の6年生の練習も出場する種目に特化した練習となってきました。
本日は、「課外活動日」という特別な設定の日で、全ての教員で、6年生の練習のバックアップをしました。6年生も、少しでも記録を伸ばそうと、真剣にそして楽しく練習に臨んでいました。
高齢者学級いきいき倶楽部舘岩の方々や地域の祖父母の方々と交流を図りながら、身近な材料を活用し、昔懐かしい玩具を作ったり、遊んだりして、異世代間のふれあいや物を大切にしようとする心を養うことを目的に、舘岩小学校・南会津町教育委員会分室の主催で、ふれあい教室を開催しました。
「割り箸鉄砲」「万華鏡」「パラシュート」「切り絵」の4つのグループに分かれて、いきいき倶楽部の方々に教えていただきながら、一緒につくりました。
「割り箸鉄砲」づくりでは、自分の手の大きさに合った握りの位置を調整するのが大変だったようです。完成後は、的にめがけて、輪ゴムを発射し的に当てていました。
「万華鏡」づくりでは、核となる三枚の反射板をすき間なくきれいに三角柱になるように貼り合わせるところが、難しかったようでした。思い思いのビーズやひもなどを選んで筒の中に入れました。完成した万華鏡を覗いたとき、想像以上の見え方に驚いていました。
「パラシュート」づくりでは、ナイロンを八角形に切って、そこに糸を結びつける8本の糸を一つにまとめるところが、糸がこんがらがって難しかったようです。パラシュートのナイロンには絵を描いて素敵なパラシュートができあがりました。
「切り絵」づくりでは、切り絵用のカッターの使い方に始めは四苦八苦していました。作業の後半では、専用のカッターにも慣れ、曲線を上手になめらかに切り抜くことができるようになりました。
最後に、それぞれのグループで感想を発表して、教えていただき一緒につくってくださったいきいき倶楽部の方々に感謝の気持ちを伝えました。
ふれあい四季の郷会津高原たかつえカントリークラブしらかば(OUT)コースでの、ゴルフ体験学習も今日で2回目となります。今日は空の青さと芝生の緑のコントラストがくっきりと鮮やかに映えわたる中での、体験となりました。
本校では、今日で4回目のゴルフ学習となり、6年生は小学校では最後の時となります。ありがたいことに、舘岩地区では、小学校5年生から中学校3年生までの5年間にわたり、ゴルフ学習を体験させていただいております。
これまで教えていただいたことが、どれだけ今日のラウンドに生かすことができたでしょうか。思うようにヒットせずに、あっちこっちに歩いている姿がたくさん見受けられましたが、中にはあるホールで、ワンオーバーのボギーを達成した子どももいました。
この青い空の下、周囲は深い緑の森で囲まれ、鮮やかな明るい緑の芝生の上を、キラキラと目を輝かせながら、子どもたちはゴルフを楽しんでいました。
地域の「おとぎのへや」の方々による読み聞かせが2学期も始まりました。
1、2年生は「ぼくはうちゅうじん」3,4年生は「オニのサラリーマン」5、6年生は「やねうらべやのおばけ」を、読んでいただきました。
1、2年生の「ぼくはうちゅうじん」のお話は、キャンプに来ていた主人公が、夜明け前に、お父さん、お母さんといっしょに星を見ながら、色々な話をして「ちきゅうも、ほしなの? うちゅうに、ほしは いくつあるの?」と地球から宇宙へ、夢を広げるお話です。子どもたちは、絵本のとてもきれいな宇宙の絵に見入り、宇宙の広さに思いをとばしていたことと思います。
3,4年生の「オニのサラリーマン」のお話は、地獄に勤めているサラリーマンの鬼が主役なのですが、最後には
芥川龍之介作品の「蜘蛛の糸」の世界観がでてきます。この絵本のあとに、蜘蛛の糸を読んだらよりイメージができ、読解が深まるのではないかと思いました。子どもたちは、絵本の独特な世界観に、終始引き込まれていました。
5、6年生の「やねうらべやのおばけ」のお話は、おばけと女の子の交流を描いた物語です。とても繊細に丁寧にかかれた絵が圧巻です。子どもたちは、脅かそうとするおばけと平然としている女の子の駆け引きとも言えない掛け合いに聞き入っていました。
各学年でのパートごとの音楽祭への練習が本格化してきました。授業中に「タン タン タッタタタン」という軽快なリズムがたくさん聞こえてくるようになりました。
今日は、今まで別々に練習していたところを、それぞれ初めて聞き合う時間となりました。金曜日には、「全体で合わせてみよう」というめあてに向けて、現在の進捗状況を全員で確認しました。
聞き合った結果、さすが6年生のリコーダーは、とても完成度がたかくとてもきれいな音色でした。
1年生、2年生のリズム担当の所と3年生、4年生のふしの部分は、まだまだバラバラですが、それぞれの音は明確な意思をもって奏でられていました。これが一つにまとまってくるのがとても楽しみです。
舘岩赤十字奉仕団のご協力とご指導のもと、炊き出し訓練を実施しました。
「ハイゼックス炊飯袋」を使用した炊き出し訓練を通じて、防災・減災の意識を高め、自然災害等でライフラインが断たれたときのために、実践的な訓練として、炊き出し訓練を毎年この時期に実施しています。
「ハイゼックス炊飯袋」を使用した炊き出しは、水とお米が炊飯袋の中で密閉されるため、煮沸した後人の手に触れることなく配ることができ、非常に衛生的であることと、使用する飲料水も炊飯袋に入れる分だけで済み、煮沸するために使用する水は飲用に適さなくても大丈夫で、災害時に貴重な水を節約することができることなどを、教えていただき実際に体験しました。
その手順としては、ハイゼックス炊飯袋に紙コップを刺しでお米を入れやすいようにします。
そこに、分量を量ってお米を入れます。そして塩をいれます。そして、線が引いてある所よりも多めに水をいれます。
それから、基準となる線を手で押さえ空気が入らないように余分な水を抜きます。そして密閉した状態を保ち、上部を輪ゴムなどできつく縛るという手順です。
上級生は慣れた手つきで作業を進め、下級生の面倒を積極的に見ていました。また、奉仕団の方々も丁寧に一つ一つの工程を教えてくださり、子どもたちの様子を見守ってくださりました。
子どもたちが、最も苦労していた工程は、空気を入れないように余分な水を抜く所でした。
そうしてできあがった袋を、一つ一つチェックしていただき、釜で30分煮沸する工程になります。
そして、最後は舘岩赤十字奉仕団の方々に炊き上がるまで見取って仕上げていただき、給食の時間に子どもたちは自分でつくった「ハイゼックス炊飯袋」で炊いたご飯を食べました。今日はこのために給食をなしにして、家庭からおかずだけのお弁当を持参していました。苦労した「空気を入れないように余分な水を抜く所」による微妙な水の量で、炊き上がるご飯のかたさが変わり、「おかゆだー」「ちょうど良くておいしいい」「かたすぎだー」と思い思いの感想を話しながら、昼食を食べていました。
6年生は、学校の中心的な存在として、多くの行事で活躍しています。
そこには、準備や後片付けなど、他の子どもたちが気がつかないところで活動していることも多くあります。
この立派な6年生の後を継ぐべく、3・4年生特に4年生が、6年生の背中を追い始めました。
月曜日には、「炊出し訓練」を実施します。そのために必要な長机8脚を、3・4年生で準備しました。
担任から、「この準備を3・4年生が行うことに、どんな意味があるのかな」との問いかけに、4年生を中心に思い思いの考えを発表し、これから舘岩小学校の中心的な存在を担うべく、決意を新たにしていました。
3・4年生には、まだまだ重い長机を4人で協力して運び、「そこぶつからない?」「後ろ大丈夫?」「指はさまないでね!」「置くよ、放すよ、指注意してね」と声を掛け合っている姿が、とても頼もしく感じました。
学校授業外での活動となりますが、9月7日は鹿島神社での上郷祭りの日となっています。
多くの子どもたちが、地域の祭りに参加しました。
令和5年9月21日(木)から30日(土)までの10日間の「秋の全国交通安全運動」に関連して、本校でも交通安全鼓笛パレードを実施します。これに向けて、鼓笛隊の練習も開始しました。
2学期は、本当に行事が多く、現在並行して「町小体連陸上大会」「郡音楽祭」「ゴーマン杯南会津町ふるさと健康マラソン」へ向けての練習も行っています。10月末には「学習発表会」もあり、だんだんこちらについての練習も始まっていきます。
舘岩の郷はだんだん過ごしやすい気候になってきました。それでも日中はまだまだ暑く感じるときもあります。
朝夕は、大分涼しくなりました。(すこし寒いという表現の方があっているかもしれません)
種をまくところから始め、夏休みは家に持ち帰り、育てて観察してきたアサガオが、見事に花を咲かせ、種子をつけ始めました。1年生は毎朝登校すると、「花が咲いてる」「花がしぼんでる」「種ができた」と目をキラキラさせながら、観察しています。そして丁寧に種をとる姿が見られました。
本校は、今年度から朝や昼、清掃時などに放送を担当する放送委員会をなくしました。
それぞれの放送は、当番制で行っています。
朝の放送は、朝の会が始まる8時10分までに、南会津町町民の歌の音楽に合わせ、「今日の日付」「今日のめあて」「今日の予定」をアナウンスします。今日の当番は見事に放送当番の役割を果たすことができました。