南会津中学校からのお知らせと出来事

日誌

生徒主体

12月8日に校内球技大会が行われました。

これまで各学年ごとに昼休みなどに練習をしてきて、今日がいよいよ本番の大会です。期末テストも終わり、一息ついたところで球技大会実行委員会が中心となって、アンケートにより種目をバレーボールとバスケットボールに決定しました。競技方法やルールを自分たちで決めて今日の日を迎えました。

開閉開式は実行委員会で役割分担をして行い、バレーボールとバスケットボールの2種目にそれぞれ全員が出られるように前後半の時間制限を付けるなどの工夫を凝らして行いました。競技の審判も表彰も生徒が行うなど主体的な運営ができていたと思います。真剣に取り組んでくれたので、楽しく充実した時間を過ごすことができました。

結果は2年生、1年生も大健闘でしたが、3年生の貫禄勝ちといったところでした。先生方と3年生とのエキシビションマッチも行われましたが、先生方が明日へのお疲れ?を残さぬようにとバスケではなく、バレーにしてくれる優しさも素敵でした。

もしもの時には

11月19日(木)に2年生が救命救急講習を受けました。

南会津消防署伊南出張所員の方に講師となっていただき、普通救命救急について学びました。コロナ関連もあり、多目的教室をパーティションで2つに分けて、班ごとの距離を取って実施しました。心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用、気道異物除去などについて、午前中に3時間かけて教えていただきました。

いざという時に、スムーズに・・・とまではいかなくても、命を守るための知識とスキルを生かすことができるよう真剣に学んでいました。胸骨圧迫の時はなかなか強く押せなかったり、AEDのパッドを適切な位置に貼ることが難しかったりしました。なかには胸骨が潰れるかと思うほど押している人もいましたが、自分に当てはめてみると「心臓が止まるより、骨折の方がまだましかな?」と思いながら見ていました。みんなの真剣な取り組みに感謝!

福島県民なら

福島県民なら誰でも知っておいてほしい知識として、震災と原発事故に関するものがあります。

11月16日に全校生徒で原発事故に伴って起きた放射線に関することや風評による被害について学習をしました。

来年の3月には10年目を迎えることになりますが、汚染水の海洋放出が問題になっていることや相変わらずの風評被害など頭を悩ます状況には変わりがありません。このことは誰にでも知っていてほしいことですが、福島県民ならなおさら現状を含めて知っておきべきことです。コロナウイルス感染症に関することもそうですが、放射線も見えないという点では一緒で、それが不安につながっています。今日の授業で学んだことが身についてくれることを一福島県民として願っています。

好日を口実に?

10月30日は一粒万倍日でした。小さな種をまくと万倍の実ができるという好日です。

この好日を口実に?したわけではないですが、南会津中では避難訓練を行いました。南会津消防署伊南出張所から3名の講師の方をお招きし、講話と実技講習をしていただきました。今回の訓練では、避難をうまくするだけではなく、いざという時のために簡易担架の作り方などを学びました。毛布や衣服をうまく活用して担架を作ると実際に人を持ち上げられることを体験しました。ちゃんと人が運べる担架を身近にあるもので簡単につくることができることをちゃんと身につけました。

この体験が実を結ぶ時がくるのがよいのか、来ない方がよいのかは悩むところです。(一粒万倍日だっただけに)

と言えば・・・

10月20日と言えば、いつも穏やかでいらっしゃる上皇后様の誕生日です。南会津中ではと言えば、芋煮会です。秋と言えば芋煮会、定番です。日頃の行いがよく、やはり天気もよく、穏やかな絶好の日和になりました。

芋煮会なのですが、その通りに芋汁などを作っているのは、ほぼ先生チームだけで、生徒は班ごとにユニークなメニューを組んで、秋の一日を楽しみました。始めてから10分も経たないうちに、もう食べている班もありましたが「何をつくったの?」

もちろん美味しそうにできている班も沢山ありましたが、見た目からして「おい、それって食べても大丈夫?」と心配になるものを作っていた班もいくつかありました。本当に食べられるか我々の心配をよそに、先生方をうまく試食に活用してクリアするところなどはさすがです。本当の意味での生きる力が着実に身についていると思われます。