南会津中学校からのお知らせと出来事

日誌

高校統合

12月21日(月)に南会津高校と田島高校の統合校に関する説明会が南会津中で行われました。保護者及び生徒を対象とした説明会は7月4日(土)に続いて2回目です。

今回は統合校の概要、教育内容、今後のスケジュールについて説明があり、質疑応答が行われました。7月に出た質問に対する回答もありましたが全て納得とはいかない状況でした。生徒からも通学や学校生活に関してよい質問が出ました。実際に自分たちが通学し、勉強していくときに不安なこと、心配されることを考えて質問をしていました。どこか遠いところで起きていることではないので、他人事ではなく自分事として考えられる生徒諸君・・・素敵です。

自分でよく考えながら

12月11日(金)に1校時から4校時まで自由授業参観を実施しました。その後、午後にPTA教育講演会を町教育委員会の援助をいただきながら実施しました。PTAの全体会、学年懇談会と続き、忙しい日となりました。

PTA教育講演会は「教育のための科学研究所」上席研究員 目黒朋子先生に「スマホ・SNS時代の情報モラル」と題して講演をしていただきました。今の世の中では使わないということが難しいSNS関連の問題が毎日のように発生している現状をその危険性と有用性の両面から教えていただきました。他人がどうこうではなく自分の責任で使っていくという覚悟が必要だと改めて考えさせられました。南会津中生徒諸君の話を聞く態度には感心してお帰りになりました。

目黒朋子先生は今話題?のRS(リーディングスキル)に関することも研究しておられます。いつかまた新たな刺激を与えていただける日を楽しみにしております。

生徒主体

12月8日に校内球技大会が行われました。

これまで各学年ごとに昼休みなどに練習をしてきて、今日がいよいよ本番の大会です。期末テストも終わり、一息ついたところで球技大会実行委員会が中心となって、アンケートにより種目をバレーボールとバスケットボールに決定しました。競技方法やルールを自分たちで決めて今日の日を迎えました。

開閉開式は実行委員会で役割分担をして行い、バレーボールとバスケットボールの2種目にそれぞれ全員が出られるように前後半の時間制限を付けるなどの工夫を凝らして行いました。競技の審判も表彰も生徒が行うなど主体的な運営ができていたと思います。真剣に取り組んでくれたので、楽しく充実した時間を過ごすことができました。

結果は2年生、1年生も大健闘でしたが、3年生の貫禄勝ちといったところでした。先生方と3年生とのエキシビションマッチも行われましたが、先生方が明日へのお疲れ?を残さぬようにとバスケではなく、バレーにしてくれる優しさも素敵でした。

もしもの時には

11月19日(木)に2年生が救命救急講習を受けました。

南会津消防署伊南出張所員の方に講師となっていただき、普通救命救急について学びました。コロナ関連もあり、多目的教室をパーティションで2つに分けて、班ごとの距離を取って実施しました。心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用、気道異物除去などについて、午前中に3時間かけて教えていただきました。

いざという時に、スムーズに・・・とまではいかなくても、命を守るための知識とスキルを生かすことができるよう真剣に学んでいました。胸骨圧迫の時はなかなか強く押せなかったり、AEDのパッドを適切な位置に貼ることが難しかったりしました。なかには胸骨が潰れるかと思うほど押している人もいましたが、自分に当てはめてみると「心臓が止まるより、骨折の方がまだましかな?」と思いながら見ていました。みんなの真剣な取り組みに感謝!

福島県民なら

福島県民なら誰でも知っておいてほしい知識として、震災と原発事故に関するものがあります。

11月16日に全校生徒で原発事故に伴って起きた放射線に関することや風評による被害について学習をしました。

来年の3月には10年目を迎えることになりますが、汚染水の海洋放出が問題になっていることや相変わらずの風評被害など頭を悩ます状況には変わりがありません。このことは誰にでも知っていてほしいことですが、福島県民ならなおさら現状を含めて知っておきべきことです。コロナウイルス感染症に関することもそうですが、放射線も見えないという点では一緒で、それが不安につながっています。今日の授業で学んだことが身についてくれることを一福島県民として願っています。