日誌
みんなで「かくれんぼ」
小学生は「かくれんぼ」が大好き。
今回、放送委員会企画の「学校全体かくれんぼ」が開催されました。先週から、休み時間に下見するなど
活発な準備風景が見られ、みんなが楽しみにしていました。ある6年生にとっては、夢にまで見た企画との
こと。
今日は、まず体育館に集合して縦割り班で上級生が下級生にルール確認をしました。そして、スタートの
合図で思い思いの場所に向かい、息をひそめていました。各ポイントのいる先生方も静かに、そして笑顔で
見守っていました。
全員かくれると鬼役の放送委員が名簿をもって探索。校舎内からは「うあ~!」、「見つかっちゃた~っ!」
という声が聞こえてきました。見つかった人は体育館へ戻り、互いに談笑するなど、こちらも楽しそうでした。
今回、最後まで見つからなかった「2023・かくれんぼ名人」は9名。
放送委員が名人達にインタビューすると、かくれていた場所について発表。みんなからは驚きとともに、
大きな拍手が送られました。
クリスマス前の心温まる素敵なイベントでした。
郷土食「つゆじ」を引継ぐ
今日は、5,6年生が郷土料理「つゆじ」づくりに挑戦しました。
「つゆじ」は、南会津町で祝い事、お祭り、お正月、お葬式などに食べられてきたふるさとの味です。
新鮮な魚介類を手に入れるのが困難な雪深い山里では、新潟から運ばれてくる干し貝柱や煮干し、鰹節、
棒鱈、身欠き鰊など保存できる海の幸を上手に使った料理がたくさんあります。
郷土料理の代表格でもある「つゆじ」は干し貝柱メインのだし汁で、つと豆腐、里芋、ニンジン、きく
らげなどを基本に、各家庭で選んだ山の幸を煮込んだ汁物です。
「発見みなみあいづ町ペディア」には、あまりにもおいしいので、食べた人が「汁を重ねる」ことから
「汁重(つゆじゅう)」→「つゆじ」となったと言われます。会津の他地域では「こづゆ」と呼ばれます。
さて、つゆじの具の「つと豆腐」は、今から50年前ぐらいまでは、各家庭で木綿豆腐を藁で包み、塩
茹でして作っていました。保存期間が長くなること、藁の跡が鳴門のようになり目出度いこと、豆腐に隙
間ができ汁で煮込むと味が染み込むことなど優秀な伝統食材。今回は、作ったものと、店で売っているも
のの両方を使いました(学校の先生で作ることができる人が何人かおります)。
昨日につづき、子どもたちは未来に残していきたい南会津の『伝統の味』をしっかりと学び、継承する
力を身につけています。
「しんごろう」づくり体験
今日は、中荒井地区の仲川勢子さんをはじめ6名の地域講師の先生方に来校していただき、5年生
と3年生が郷土料理「しんごろう」づくりの体験学習を行いました。
5年生は、すり鉢でじゅうねん(エゴマ)味噌を作ったり、ご飯を半分つぶして丸め竹串に刺したり、
それに味噌を塗ってじっくり炭火で焼いたりするなど講師の先生方に教わりながら郷土の伝統料理につい
て学ぶことができました。後半から3年生も味噌を塗って「しんごろう」づくりを体験することができま
した。
会食では、5年生が講師の先生から教わりながら作った「くじら汁」と合わせて、みんなで炭火焼きの
香ばしい「しんごろう」をたくさんいただきました。
講師の先生方、準備も含めてたいへんお世話になりました。
ジングルベル、のち授業
来週の金曜日は第2学期終業式。今日も含めると6日間の登校日で冬休みです。
お正月には、帰省したご家族の皆さんと創立150周年の荒海小学校の様々な思い出を語っていただき
たいと思います。
さて、今日の朝、いつも通り各教室で今月の歌「ジングルベル」を歌う子どもたちの元気な声が聞こえ
ていました。クリスマスから年末年始と楽しみが一杯の冬休みに向けて、期待に胸躍らせながら子どもた
ちは授業でも楽しく、真剣に頑張っていました。各クラスの授業風景をご紹介します。
【1年生 算数 「葉っぱはいくつ?」10のまとまりを使って】 【2年生 算数 数え方の工夫】
【2年生 かけ算の仕方を発表】 【3年生 外国語活動 「クリスマス・カード」を作ろう】
【4年生 算数 分数のしくみにせまる グループ学習 】 【5年生 算数 混んでいるは?】
【5年生 友達の解法から学ぶ】 【6年生 算数 データの調べ方「けっこうむずかしい~っ!」】
【あおば学級 国語 「物語作り」、「音訓読みカルタ作成」、「漢字の学習」と充実しています】
Xmas 読み聞かせ
今年、最後の読み聞かせの時間がありました。
ボランティアの鈴木美智子さん、星玲子さんがクリスマスの心温まる絵本を読んでください
ました。子どもたちは、本の世界に引き込まれ、最後は優しい気持ち、そしてクリスマスへの
期待感に満たされていました。
クリスマスプレゼントはどうやって届くのでしょう?もちろん、良い子にしていることは、
大切ですが、1年生は「サンタさんに手紙を書いた」、「お父さんがサンタに電話してくれる」
など、ニコニコと答えてくれました。本当に楽しみですね。
また、松ぼっくりで作ったクリスマスツリーとそのキッドもいただき、みんな幸せなクリス
マス気分で朝をスタートさせることができました。
ボランティアの先生方、Merry Christmas & Happy New Year! 来年もよろしくお願いします。
【2年生教室】 【1年生教室】
【 荒海産「松ぼっくり」のXmasツリー、作ってみよう! 】
縄跳び忍者、晴れの表彰
今日は「えがおタイム」は縄跳び集会。
初めに「ニンニン」というかけ声とともに、蟹走りで6年生が登場。「我ら荒海・縄跳び忍者10人衆!」
と名乗り、大きな声であいさつをかわしました。すぐに華麗な「八の字跳び」を披露すると退場しました。
そこからは、8つの異学年交流班に分かれての縄跳び練習会。上級生が1年生の手を握っていっしょに
跳んだり、みんなで声をかけ合って工夫したりと楽しく、心も躍る時間でした。
最後に表彰と11月の月間読書数の結果発表がありました。受賞した皆さん、おめでとうございます。
◇JA共催福島県小・中学生 第67回書道コンクール 奨励賞 6年 大竹 藍菜さん
◇南会津地区 税に関する習字展 金賞 6年 渡部 大雄さん
◇月間読書数調べ表彰
〇学級部門 4年生 714冊(一人 約23冊)
〇個人部門 1年:山崎 結斗さん 41冊、 2年:齊藤 菖さん、君島 唯華さん 19冊
3年:佐久間 由梨さん 34冊、 4年:渡部 環奈さん 124冊
5年:齊藤 楓さん 17冊、 6年:小笠原 彩心さん 7冊
一番たくさん本を読んだ、4年 渡部 環奈さんに印象に残っている本についてたずねると、
『わたしたちのカメムシずかん~やっかいものが宝ものになった話~』(文:鈴木海花、絵:はた
こうしろう、福音館書店刊)でした。感想は「色や模様が違う、いろいろなカメムシがいて楽しか
った。昆虫、大好きです。」とのこと。すごいですね。その本は、岩手県のある小学校にカメムシが
たくさんいて全校生で図鑑を作ったお話。カメムシが宝物になった楽しい小学校でした。
ぜひ、この冬休み、児童のみなさんには、たくさんの本を読んでほしいと思います。
掃除 美しい心
荒海小学校では、登校した6年生は毎朝、ボランティア清掃をしています。
それが伝統となって代々、続けられてきています。
掃除日は、6年生の班長さんと各学年の児童が集まった異学年交流での班活動
です。今日も、昼休みに精一杯遊んだ児童諸君ですが、直後の掃除では、いつも
のように一人一人、黙々と取り組んでいました。
きっと毎朝の「6年生の背中」を見て、学んでいるからでしょう。バケツの冷
たい水で雑巾を洗う人、先輩の後について役割を果たす人、隅々をきれいにする人、
トイレをピカピカにする人など。
掃除の時間は、いつも美しい心の花がたくさん咲いている荒海小学校です。
「綺麗なところを綺麗にするのが掃除」
鍵山秀三郎さんの言葉より(イエローハット創業者、「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」創唱者)
1年生 にこにこ給食
今日は、保護者の皆さんと児童がいっしょに給食を食べる「にこにこ給食」が
1年生で行われました。
まずは、給食当番の児童達が配膳をてきぱきと行い、荒海中学校の栄養技師の
小川先生に食育のお話をいただき、栄養について考えながら親子で会食しました。
子どもたちはお家の方との食事に大喜び、とても楽しい、そして思い出に残る
おいしい給食の時間となりました。
お忙しい中、参加していただきました保護者の皆様に感謝申し上げます。
荒海 (金)の昼休み
子どもたちは、久しぶりに麺の給食に大喜び。温かい味噌ラーメンに舌鼓を打っておりましたが、
先ほど歯みがきを終え、現在、思い思いに楽しい金曜日の昼休みに入っています。
それでは、学校内外の「今日の昼休みの児童達の様子」をご覧下さい。
【体育館 異学年ドッジボール】 【体育館全体の様子】 【3年教室 すてきな音楽が♪】
【1年教室 あとは帰りの会のみ】 【5年教室 自主勉ですよね!】 【校庭 ボランティア・美しい姿】
【校庭 2年女子のブランコ遊び】 【校庭 秋からずっと探検隊!】 【校庭「泥んこ」は最高の遊び場】
【「鬼ごっこする人、この指止まれ!」の風景、そして子どもたちを見守る名峰「七ヶ岳」】
ケンタロ・オノさん講演会
本日、福島県環境活動スタート事業で日本キリバス協会代表理事 ケンタロ・オノさんの講演会が行われ、
4年~6年生の児童が参加しました。
ケンタロさんは、太平洋に浮かぶ小さな島国「キリバス共和国」の生活や文化、日本の15才の少年が単身
キリバスに渡り国籍を取得したわけなどユーモアもまじえながら楽しく話してくださりました。また、地球
温暖化による海面上昇で、キリバスがなくなってしまう可能性があることについても話してくださいました。
児童達は、ケンタロさんの話から「希望と好奇心」、「考え方の違いを認めた上での相互理解」、「ふる
さとを愛する心」などの大切さについて学ぶことができました。
児童達は講演のあと、冬休みが明けまで、地球温暖化対策として実践したいことを考えました。また、改め
て「ふるさと・荒海」に誇りをもつことができる貴重な時間となりました。
お忙しい中、遠方からお越しいただき、ご講演いただいたケンタロ・オノさん、ありがとうございました。
南会津町立荒海小学校
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